
肩こりが、職業と結びついたのは「タイプライター」の時代からです。昔のタイプライターはキーを深く、ガチャガチャと強い力で押し込みました。その結果、肩こりとともに手指や手首に非常に大きな負担がかかりました。
現代のパソコン作業では、手指や手首の負担は軽減されましたが、同じような姿勢を長時間けるために肩こりはいまも続き、モニター、スマホなどを見続けるという体への新しい負担が現れました。時代が変われども、肩こりは続いています。ここでは、オフィスで簡単にできる肩こり度チェックの方法をご紹介します。
首・肩の筋硬度チェック
わたしはいまも1日に10時間以上パソコンを使用する日が、1月の間に20日近くあります。
ちょっと古い話ですが、まだ愛知県に住んでいた2015年頃にお隣の岐阜で大手ドラッグストアが「健康フェスティバル」を開催するというので、興味半分に出かけました。
その中で体の状態を計測する健康度チェックが行われていました。「肩こり度」を測るコーナーがあり、10人程度のわたしが参加したグループに小学生・中学生から高齢者まで計測しました。
50代後半のわたしと小学生だけが「肩こりなし」の判定でした。
既に中学生は、肩が凝っていたのです。
一方わたしは、毎日行っていたストレッチで姿勢が整い、首や肩回りの筋肉が緊張しない効果を発揮していたのです。筋肉は何歳になっても再教育できます。特に、40代・50代は定年まで余裕がある年代での選択肢は2つです。
1)体に痛みや不調を抱えて老いていく
2)不調や発病をきっかけに体を理解し、リフレッシュしてみよう
人生百年時代は、後者を選択される方が多いのではないでしょうか。
肩こり度チェック
先ず、あなたの肩こり度、首凝り度をチェックしましょう。
法人なら「筋硬度計」を購入し、社員の肩こり、首こりをチェックします。
先に上げた「肩こり度のチェックコーナー」で使用していた計器は簡易なものですが、肩回りの状態はちゃんと把握できます。垂直に計器を押し当てて硬さを測るだけ。簡単にいまの状態が分かります。
姿勢チェック
次に、あなたはどんな姿勢になっているか調べます。
知らない間に肩が巻いて、前方内側に倒れたりしていませんか。
脊椎は単に体の中心にあるわけではありません。立位を簡単に長く保てるように、表面に凸凹をつくり、簡単には崩れ落ちないように設計されています。「気を付け」の姿勢をとることができるのも、骨の複雑な仕組みと筋肉の力が複雑に協力し合う結果です。
1)前から左右対称の状態をチェックする
2)横からS字カーブの状態をチェックする
いずれもスマホでアプリがいくつも出ています。都合に応じて選んでください。
通常、頭は肩の上にあります。耳がちゃんと肩の上にあるか確認します。加齢とともに頭部が前に出ますが、最近は小学生でも驚くほど前に出てきました。健康上問題を抱えることになります。
背中を壁側にして前に立ります。肩、首にが力を入れることなく、自ずと壁に両肩・後頭部の3点がついたでしょうか。肩の高さはどちらかが上がっていたり、大きな左右差を感じませんでしたか。
【姿勢チェックの目的】
人間は左右対称ではなく、生活習慣によって状態が違います。このため厳密に行う必要はありませんが、今の状態を知っておくと、運動療法の効果を発見しやすくなります。運動の重要性が分かり、モチベーションを上げることが目的です。(了)