健康経営向けホワイトペーパー
40代・50代は、20代・30代の頃と同じ感覚で業務を行うことは危険です。
オフィスワーカーやプロドライバーなどの座りっぱなし業務は、長時間の固定姿勢に加齢による身体変化が加わることで、健康リスクが最も高まりやすい危険な状態にあります。加齢による姿勢の変化は、代謝の低下、筋力の衰え、柔軟性の喪失が急速に進むなど、首や脚をはじめとした動きを制限をきっかけに重大な疾患を引き起こす引き金になりかねません。
(今後の予定・R8.11月第1号テーマ「デジタル時代の眼精疲労(仮称)」)
健康リスク|世代間の違い
健康は加齢とともにリスクが増してきます。中でも座りっぱなし業務は、筋肉を動かすことが少ない業務である、オフィスワーカーやプロ運転手などにも業界を跨いでリスク層が広がっていることになります。中でもプロ運転手の各業界は、他の業界に比べて高齢化も進んでいるとされています。加齢による健康リスクの上昇に加えて、50代や60代で新たに業務に就く人も少なくありません。世代間の健康リスクの違いを意識した管理が必要です。
20代・30代の健康リスク
日本は座りっぱなし世界一だともいわれます。様々な分野でデスクワークに就く人の業務は、日常的に長時間に及ぶことが常態化しています。このため筋肉のどの部位がどのように使われる確認してみましょう。頭部は眼から、首や肩、腰など広範囲に渡って同じ姿勢を取り続けることになります。
眼精疲労や肩こり、腰痛は世代を超えて、全世代が経験するリスクがありますが、中でも20代・30代は業務が長時間になりがちです。一定時間に目を休めたり、姿勢をあらためたりできる作業環境づくりを意識しましょう。
40代・50代の健康リスク
世代が上がると、毛細血管も衰えている人が増えてきます。本人はまだまだ健康なつもり、元気なつもりですが、体中に張り巡らされた毛細血管に異常が起きつつあります。モータリゼーションが起きる昭和初期まで生活習慣病はごく一部を除いてほとんどなかったといわれます。歩けば体を動かすことによるエネルギー消費も増えて、代謝が伸びます。
江戸時代では、大店の若旦那でさえ1日あたり2万歩、丁稚などの奉公人は4万歩を歩くのが日常のようです。電車・バス・自動車・自転車などを利用する現代的生活は、歩く歩数が極端に少なくなりました。40代・50代で2万歩に達する人はかなり少ないと思います。
さらに筋肉量も既に落ちていますので、基礎代謝が減っています。つまり、基礎代謝が減り、運動代謝も少ないため、若いときのように食べていると人が多いと思いますので、これが腹囲を大きくする要因です。お腹が大きくない人でも筋肉量が落ちていますので、毛細血管はともに短縮するといえそうです。このため、病気発症にもつながりやすい人が増えます。
まだ筋肉が再教育しやすいうちに、早めから対応すると健康リスクは高くなりません。ヘルスリテラシーを高めるために、健康とは何か、発症しても克服・解消できるような取り組みは何があるか、自分にしかできないことも多いことなど、健康に関する「筋肉・歩行・姿勢」の3つに関心を深めて、基本的な学びを深めておきたい世代です。
業種・職種の違いによる健康リスク