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股関節

股関節|加齢に伴う筋肉硬化の影響

股関節の柔軟性
加齢により股関節が徐々に硬くなっていくと、腰や膝への負担が増えて痛みが生じやすくなります。ウォーキング時の歩幅が狭くなって、運動量や活動量が低下していきます。その結果、毛細血管の退縮を招き、罹患しやすくなるばかりでなく、将来の健康寿命が縮小するなどの悪影響がでてきます。放っておくと、これら老化現象のが加速します。

股関節硬化による主な影響

【体幹部から広がる姿勢悪化の引き金】
股関節が徐々に動きが悪くなることで、腰や膝の関節の位置が徐々に影響が及びます。動きに関しては「代償動作」と呼ばれるような失われつつある機能・役割を無理に補おうとします。

【姿勢や歩行の崩れ】
上半身と下半身をつなぐ骨盤の動きが悪くなり、腰は反りが大きくなったりし、膝は多くがO脚になります。この結果、腰椎や膝関節に過度な負担がかかり、不調を招きやすくなり、痛みが出たりします。歩幅が徐々に狭くなっていき、やがて躓きやすくなります。

【血流の悪化とむくみ】
筋肉の硬化は、血流を補助するポンピング効果の減少につながります。下半身の筋肉の減少が大きな血管から毛細血管まで影響を及ぼし、血行が滞ります。足の冷えやむくみを招き、疲れを感じやすくなります。

【関節の将来的なリスク】
股関節だけを見ても、柔軟性の低下を放置すると軟骨への負担が蓄積して変形性股関節症などのリスクが高まります。腰・膝・足首などへと影響が広がり、各関節への負担が大きくなり、痛みを発症しやすくなります。

股関節が硬化しやすい生活環境

バリアフリー、ソファに座る生活環境
昭和初期まで生活習慣病は殆ど無かったといわれます。その比較から現代の生活環境の多くが、気づかないうちに股関節の可動域を狭めています。特に主な変化を以下に上げます。
  1. 長時間のデスクワーク・座りっぱなしの環境

日本の生活環境は「世界一座りっぱなし」時間が長いといわれます。股関節が硬化しやすい最大の原因は「長時間同じ姿勢でいること」です。以下の点から、上手に体を使うことが望まれます。

  • 腸腰筋(ちょうようきん)の縮み: 椅子などに座っている時間が長ければ、股関節は常に「曲がった状態」になります。足の付け根にある腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)など、歩くような生活機能に重要で大きな筋肉が縮んで固まりやすくなります。この状態が続くと、代謝が落ち、機能低下を招き、立ち上がる際も股関節が真っ直ぐ伸びなくなります。

  • お尻の筋肉が縮む: 大臀筋や梨状筋などのお尻の筋肉が自重に圧迫されたり、お尻が深く沈み込む柔らかすぎるソファの場合でも、骨盤が後ろに倒れて股関節や腰への負担がさらに増してしまいます。血流が滞りやすく、お尻の筋肉は徐々に削げ落ちていきます。 

2. バリアフリーと自動化環境で「歩く・しゃがむ・跨ぐ」が激減

日常生活から「股関節を大きく動かす機会」が失われる環境も、硬化を進行させます。わたしも一時、正座ができなくなりました。

  • 移動の自動化: エレベーター、エスカレーター、車移動が中心の生活環境では、歩行距離が短くなって、股関節への刺激が減ります。硬化が早まり、可動域が狭くなります。

  • 平坦な床と洋式生活: テーブルと椅子、フローリングやベッドの「洋式生活」は、痛みがある場合には股関節への負担を減らしますが、床から立ち上がる、和式トイレでしゃがむなどの深い屈曲運動が日常的刺激がなくなることで、筋肉の柔軟性が失うのが早まります。

気になる健康への影響|体の不調と痛み

体の不調による病院受診
歩いたり、小走りしたりという機会が、めっきり減っているという方は少なくないと思います。筋肉の伸張反射という性質上、ゆっくりと刺激を与えることが必要で、機能を取り戻すまでに時間がかかります。このため、必要十分な刺激に達することができず、痛みや不調を抱えます。

【腰痛・膝の痛み】
腰痛は慢性化しやすいのですが、腰椎は大きな骨であるため、部位のなかでは1ヶ月ほどで十分な効果が上がります。膝はO脚・X脚などで腰椎と脚部の姿勢の悪化を伴い、痛みや違和感を感じます。

【こむら返り】
股関節など下半身の筋肉が落ちてくる過程で、就寝中の朝がたにこむら返りが起きやすくなります。

【代謝不足・睡眠不足・頻尿】
股関節周りには大きな筋肉が集中しています。それらの筋肉が硬化し、従来の機能が欠落してくると、代謝不足、睡眠不足、頻尿などのほか、高血圧や脂質異常症、糖尿病などに繋がります。「人は足から老いる」といわれますので、対策が必要です。

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運動・ストレッチ

股関節の加齢による変化

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