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「歩く」ことが推奨されるわけ

生活の中心にウォーキング

「ウォーキング」で概ね健康を取り戻すことができるといわれるようになってきました。既に健康づくりに関連して「ウォーキング・歩く」をテーマにした本も多く出回っています。健康診断の結果や医療機関での受診をきっかけに「歩く」ことを推奨される人も多いと思います。そこでここでは、歩くことをテーマに取り上げます。

ウォーキングの効果

まずは以下の表をご覧下さい。
公益財団法人長寿科学振興財団のホームページに以下の記載(表を以下に抜粋)があります。そのコンテンツは愛知県にある国立長寿医療研究センター他に所属する老年学・老年医学の専門家によりますので、ご覧下さい。

歩数
速歩き時間
予防(改善)できる
可能性のある病気・病態
2,000歩0分ねたきり
4,000歩5分うつ病
5,000歩7.5分要支援・要介護
認知症(血管性認知症、アルツハイマー病)
心疾患(狭心症、心筋梗塞)
脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)
7,000歩15分
がん(結腸がん、直腸がん、肺がん、乳がん、子宮内膜がん)
動脈硬化
骨粗鬆症
骨折
7,500歩17.5分サルコペニア(筋減少症)
体力の低下(特に75歳以上の下肢筋力や歩行速度)
8,000歩20分高血圧
糖尿病
脂質異常症
メタボリックシンドローム
(75歳以上の場合)
9,000歩25分高血圧(正常高値血圧)
高血糖
10,000歩30分メタボリックシンドローム
(75歳未満の場合)
12,000歩40分肥満

㊟ この数字の元となる研究は、リンク先に「中之条研究から見えてきた”病気にならない生活法” 社会参加と地域保健研究チーム 専門副部長 青栁幸利 研究所NEWS No.265 地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所(外部サイト)」とありますが、ホームページが更新されていてリンク切れを起こしていました。元のサイトで「研究所NEWS No.265」検索すると、研究結果が発表されています。

予防(改善)できる可能性のある病気・病態とわたしの不整脈改善

わたしが習慣的に行うウォーキングでは、ここにあるような速歩きは特に意識しませんが、種々の病気の予防・改善効果があることをはっきり認識できます。

この表には出ていませんが、例えば2026年の健康診断の結果、不整脈の改善です。不整脈は40歳頃から25年以上続いていました。寝床に入ったときの自覚症状も強く、期外収縮を強く感じたこともしばしばでした。少なくとも10年以上は健康診断のたびにD2判定、つまり要再検査が求められてきました。

ところが、一昨年1年の平均歩数が15,000歩を超え、昨年は21,000歩を超え、さらに今年も6月の健診時まで22,000歩を上回っていました。平均ですから、休日に30,000歩、40,000歩以上歩く日が多く、勤務がある日は少ないときでも8,000歩ほど、多くて16,000歩です。

歩いて分かったのが、2点あります。1つは、歩くことが病気の予防どころか、一度罹った生活習慣病でも大幅に改善・解消されること、2つ目は歩数確保は上記の受ける印象ほど簡単ではないことです。

例えば、強烈な雨や台風の日、雪の日、夏の猛暑の日に歩数を稼ぐことはできません。それらの日を含めて、1日当たりの歩数が出ているのではないかという点です。その点から、1年平均して10,000歩あることは、中高齢者には案外ハードルが高いと感じますが、わたしが一昨年から歩くことを増やした結果、C判定に改善しました。就寝時の不整脈で妙に心臓がバクつくという自覚症状は、あまり感じなくなっていたため、今年の健康診断の結果は初めから期待していました。

西洋医学の限界と自然治癒力

不整脈は期外収縮が指摘されて久しく、10年前の健康診断であらためて指摘されたときに再検査の結果は医師からも「心配はいらない」といわれ、なおかつわたし自身の自覚症状は就寝時に仰向けに寝るときに感じるだけでしたので、然程気にしていませんでした。

20年近く前から徐々に生活習慣をあらためてきましたが、一時は耳たぶに縦皺ができていて、動脈硬化が起きているサインでした。まだまだサプリなどに頼ったころでしたが、まずは歩く機会を増やし、1年半で20㎏減量し、80㎏⇒60㎏になりました。歩き続けた結果、耳皺はいつの間にかなくなり、今年は不整脈も大きく改善しています。

もちろん薬・サプリの類は一切口にしていません。歩くことをきっかけに、減量、活動量の増加、病気の軽減・消失に繋がってきました。その点から、西洋医学は診察、診断、薬の投与、さらに状態によって手術ということになりますが、幸いにしてわたしは心臓の不整脈という状態を一切の薬もなく改善できそうです。今朝も自宅から職場までを遠回りして55分程歩いて出勤しました。概ね4㎞、6,000歩、階段27階と表示されています。帰りも歩きますので、10,000歩を超えます。

西洋医学では、不整脈のような生活習慣病は治らない、治せないといわれることが多く、かつては病院を受診するたびに西洋医学の限界を感じました。その一方で、現在のわたしのように病院にもいかず、薬に頼らず、自分自身で活動を増やしたことで改善する事例は心臓以外にも上記の表にある病気がいくつも挙げられます。その点からどんな病気を抱えていても、恒常性の維持は常に試みられていて、それが何らかの要因でバランスが崩れて病気になっていると考えられます。ウォーキングが増えて不整脈が改善してきた点から、自然治癒力は、常に働いているといえるのではないでしょうか。(了)